【妖精と貴婦人を愛でる加藤専務】

洋蘭の業界では知らない人はいない、超有名人。座間洋らんセンターの加藤春幸さん。 洋蘭の話をしだしたら、止まりません。 今回の動画では、まず胡蝶蘭の直売所を案内してもらい、いろいろな胡蝶蘭を見せてもらいます。 珍しい洋蘭や、胡蝶蘭の部位の名称、そして値付けの方法について聞いています。

「森の妖精」、「貴婦人のスリッパ 」って、どんな洋蘭?? その後、映像は開花温室へ。 胡蝶蘭がハウスいっぱいにバーンッと、並んでいる様は壮観です。 そこで、登場するのが加藤専務自慢の逸品。 これぞという、プレミアムホワイトが登場します。 参考価格 ○○○万円 でも、武井さん、一番気になるのは、 「食べたらどんな感じ?」 では、お楽しみください。

 

 

座間洋らんセンター

神奈川県座間市にある「座間洋らんセンター」は年間5万鉢、敷地面積1200坪のガラスの温室で、年間5万鉢の胡蝶蘭、約200種類の洋蘭を栽培している農家です。

色んな洋蘭の生産、販売、品種改良などを行っている洋蘭センターになります。

加藤専務による温室ツアー

温室が4棟あります。まず紹介するのをは出荷場と直売場を兼ねた温室です。

胡蝶蘭を仕立てたものを値段をつけて販売しながら出荷もしている。さまざまな特徴の胡蝶蘭の栽培と販売をしております。

森の妖精:リカステ

春の時期なので珍しい蘭があります。こちらが一般のお花屋さんには並ばない、リカステというお花になります。

中南米原産で可愛らしく引き込まれるような魅力があります。別名森の妖精とも呼ばれている珍しいお花になります。

貴婦人のスリッパ:パフィオペディラム

続いてご紹介するのがパフィオペディラムになります。こちらの花は世界中で最も趣味化の多い蘭と言われています。

お花の唇部分が西洋の靴に似ていることから、貴婦人(女神)のスリッパとも呼ばれています。この花の特徴として袋状になった唇に昆虫が入り、花粉を交配することができるシステムになっています。

蘭の特徴

蘭科の植物は花弁が6枚あり上に1枚、左右に2枚、中央に3枚になります。

さまざまな蘭の種類があり、それぞれ特徴と値段がバラバラです。蘭は2万5千種類も種類があると言われています。これらが品種改良され、現在は交配も含め数十万種類 とも言われています。

開花温室

次に紹介するのが花を咲かせるステージの「開花温室」になります。南に向かってたくさんの胡蝶蘭が咲いています。

冷暖房を兼ねたエアコンで温度調節をしてお花を咲かせます。

看板プレミアムホワイト

1本の茎に対し20輪花を咲かせることができます。3本で60輪咲かせるのが座間洋蘭センターの看板、1番量を生産している規格になります。

1輪お花が咲くのに約1週間ぐらいかかります。14輪咲いて+つぼみが6輪ぐらい、7~8分咲きが出荷のタイミングになります。

胡蝶蘭の性格上、太陽に向かって咲く傾向があるので花の並びが悪くなります。そのため人為的に南に向けてお花を咲かせるテクニックを使用しています。

高品質の秘密

仮に支柱を固定している仮支柱をしている花もありますが、仮支柱前で首までしか止めていないが重みで自然とアーチ状になります。成長していくと重みでだんだん下に向いていきます。

花どうしがぶつかってしまったり、並びがきれいに成長しないケースもあるので、花の並びを美しく仕上げるために支柱を通しています。花の並びがより美しく、きれいに太陽の方向に向かって平面になります。この方法が座間洋蘭センターの高品質の秘密、1番のキモになります。

専務自慢の特別な蘭

通常お花屋さんに出荷するものは20輪のお花になります。こちらはその規模の1.5倍、1茎に30輪の花が付いているものになります。

高さが1m35cmあります。左右交互に美しく咲くのがプレミアムホワイトの特徴になります。綺麗な交互の並びに咲かせるためにも、先ほどの仮支柱が大切になってきます。

30輪をたくさん作った方が儲かる?

販売価格は長くなればなるほど高くなりますが、問題点が2つ出てきます。問題1は値段が高すぎてニーズが合わない可能性があるということです。

問題2は温室滞在時間の長期化によるロス率の増加が考えられます。問題それぞれのバランスを考えてビジネスをした結果、20輪に落ち着きました。

胡蝶蘭の運送方法

しっかりとしたパッキング技術があるので、北海道から九州まで配送が可能になります。

輸送にも耐えられる金属製のワイヤーを使用して固定しております。

蘭の値段とDNA

過去にこの規模と同じぐらいのお花で、大きな賞をいただいた実物をご祝儀相場いただいて販売したものは100万円で販売したことがあります。30輪綺麗に咲かせるにはDNAも非常に重要なところになります。

プレミアムホワイトは突然変異で花が大きく長くなったものになるので、日ごろからDNAを見つけていくアンテナを張っていることが蘭の世界では大事になってきます。

食べられるんですか?

専務のセンパイは食べられると仰っていたそうです。また農家によって味が違うみたいです。

現在食べる花(エディブルフラワー)が注目されていますが、蘭は生産コストが高いので飲食店の仕入れ原価が高くついてしまうようです。

以上今回の週末畑.comは、洋蘭のカリスマ専務、加藤 春幸さんでした。 

今回の動画はこちらの再生リストからもご覧いただけます
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座間洋らんセンター

 

世界No’1品質を追求し、花づくりへのこだわりは、「唯一無二の贈り物」へたどり着く。
すべては、蘭の数だけ笑顔があるから…。洋らん一筋40年、あらゆる経験と知識を生かし、これからも挑戦していきます。
胡蝶蘭の誕生からお客様の笑顔に出会うまで55カ月の歳月をかけて、丹精込めて育てています。

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