今回はパパイア栽培の収穫方法、売り方や品種など、意外と知らないパパイヤの秘密に迫っていきたいと思います。
収穫の判断基準
パパイヤの収穫時期は、レモンぐらいの大きさや、握りこぶしぐらいの大きさから、収穫して出荷することができます。
大きくなるものはだいたい2kgになりますが、大きさによって味はほとんど変わりません。
最終的にはフルーツになるものなので、熟して味が甘くなっていきます。
そうなる前の段階なので、小さすぎるものは収穫基準外になります。
どのぐらいのサイズが好まれるのか
小さいサイズを選ぶのは初心者の方で、大きいサイズを選ぶのはプロの方が多いです。
タイの料理をやっている方など、以前食べたことがあり調理方法を知っている方は大きいものを買っていきます。
熟すと色が変わるのか
沖縄のような暖かい地域ではそろそろ熟し始めます。
このサイズでは、もう少しサイズが大きくなってから熟成が始まります。
植えてから収穫までの期間
GWの時に、幹の太さがポッキーぐらいの太さの苗を植えます。
パパイヤには酵素が多く含まれています。寒い季節になって霜に当たると中にある酵素を守ろうとして外に酵素が放出されます。
放出されると真っ白くなって枯れてしまうので、そうなる前に収穫をおこないます。
パパイン酵素
パパイヤから放出される酵素の汁は「パパイン酵素」といい、お肉を柔らかくしたり、筋を溶かしたりします。
お肉料理を食べる際に、パパイヤと一緒に食べると消化を助けてくれるので胃もたれ防止にもなります。
根の処理方法
パパイヤの根っこは抜くことが難しいため、根っこを残したままチェンソーで切り倒します。
パパイヤを作る上で1番大変なことは、やはり根っこを抜く最後の処理になります。
1本から何個ぐらい採れるのか
1本から収穫できるのは、大体30k個ぐらいが平均になります。
パパイヤの鮮度は実の硬さで確認します。
収穫してから常温で3週間ほど経つと、中の水分が抜けてくるのか、柔らかくなって弾力が出てきます。
パパイヤの芽はどんな味?
皮部分は苦みがあるが、パパイヤのフルーティーな感じはありました。
青パパイアは日本ではあまり浸透されていないからこそ、こういう部分も食べられると面白いですね。
パパイヤ畑の紹介
2反の畑に約300本ほど植えています。
畝幅は草を刈るときにトラクターが通れる幅に合わせています。
マルチは草、保湿、高温防止、長雨による給水回避、雨不足による保湿の対策として使用しています。
パパイヤの収穫体験
毎週日曜日に収穫体験を開催しております。
量り売りをしているので、自分の好きなサイズを選んで買うことができます。大体皆さん2kgぐらい買っていきます。
農園の通りを通る外国人の方に人気があるので、旅する野菜のコンセプト通り、国際色豊かになります。
パパイヤの品種
パパイヤの種類はたくさんある中、阿部さんが選んでいる品種は「オキテング」という沖縄の品種になります。
1番扱いやすく育ちやすいのですが、雄株、雌株、両性株かは育ってみないと分からない難しさがあります。
同じ品種でも雌株と両性株では実の形が違います。雄株は花しか咲かないので実は一切なりません。
パパイヤは木の真ん中部分くらいから上は空洞になっているため、強風が吹くと折れてしまいます。
パパイヤの葉
パパイヤの葉は加工してお茶にしています。
葉っぱをそのまま食べると味は苦かったです。
お肉に巻いて焼くと苦さがお肉に移るそうです。
以上今回の週末畑.comは、 「オラソルアシエンダ」パパイヤ農園阿部さんよりパパイヤの秘密について教えていただきました。
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Hola Sol Hacienda(オラソル農園)
オラソル農園は、2016年に構想を描き長年勤めた会社を脱サラし、2017年1月1日に「農地がない、農機具がない、技術もない」ところから夫婦2人でスタートしました。バイトをしながら情報を集め「補助金もつかわず、借金もしない」で、悪戦苦闘しながらも楽しく農業に向き合っております。
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