【農業がおかしいんですよ】
語り口も見た印象も穏やかなので、 ふっと聞き流してしまいそうなのですが、 言葉を書き出してみると、結構キツイことを話されます。
武井さん、森田さん、 食い入るように話に聞き入る二人です。
最初は穏やかな話なのですが、 生産部会を脱退した話の下りから、徐々に語り口が熱くなります。
受けた嫌がらせを語ったら、1冊の本がかけるくらいということらしいです。
今回の私のツボは、 このあたりの、武井さんの顔です。
https://youtu.be/JY9W3c7945Y?t=430
何を言われてそんな顔をしたのかは、見てのお楽しみです。 (取材は2020年3月です)
ブランディングについて
野口さんの考えるブランディングの基本は、「美味しいいちごを作ること」です。誰にでも喜んでもらえるいちご作りを常に心掛けています。
ハート&ベリーのいちごを、帝国ホテル、アピシウス、ラ・ロシェル南青山店などで使っていただいてることによって、また次へ繋がる。レジェンドと言われているシェフに評価していただいて、次他を紹介していただける。
その繰り返しによって、自分の自信にもなり、人間的にもっと高めようという思いになりました。
農業の世界
1番最初に農協のいちご部会に入り、出荷をしたのですが、思ったような世界ではありませんでした。
消費者として、どういういちごが食べたいかを考えたときに、やはり完熟でいちごらしい甘みと酸味のバランスを目指していました。
しかし日本の市場のシステムは、形と大きさで値段が決まり、美味しさの評価が全くありませんでした。これは自分のいる世界じゃないという思いから個人販売を始めました。
転機のキッカケ
初めは地元の有名なスーパーに置いていただくところから始まりました。
スーパーに置いていただいている評価から、デパートに置かれるようになり、そこからギフトを出してもらえるようになりました。
そこから帝国ホテルさんにも使っていただけるようになったことから、アピシウスさんを始め、多発的にお話をいただき広がっていきました。
転機としては、自分で販売を始めて、地元の人気あるスーパーさんやデパートさんにすごく重宝していただいたことがきっかけになります。
生産部会脱退の判断
農家だったら脱退する勇気はなかったと思います。
栃木の人間でもなかったし、農家でもなかったので、部会を出る判断が簡単にできたのかもしれないです。
部会脱退による嫉妬や嫌がらせ
嫌がらせなどは、本が1冊書けるぐらいあります。警察を年に3~4回呼んだこともあるし、何百万という損害を出したこともあります。
嫌がらせに対するメンタルは、経営者としては必要なことなので、それを乗り越えられなければ経営者にはなれないと思っています。
自分を貫く
嫌がらせをされようと、その人たちには関係のないことなので、自分のやりたいことを貫いています。
美味しいものを作って高く評価していただくのは当たり前なことで、農業の世界がおかしいと思っています。だから自分は、自分の思うことをやっていこうという道を選びました。
農家のプライド
プライドかどうかは分かりませんが、レジェンドのシェフとかパティシエさんが認めてくれて更に喜んでもらえるイチゴを作りたいと常に思っているので、そういうのが別の方向から見るとプライドに繋がるのかもしれません。
以上今回の週末畑.comは、 「株式会社ハート&ベリー」イチゴ生産者のレジェンド野口さんが考える日本の農業に対する考えを教えていただきました。
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株式会社ハート&ベリー
ハート&ベリーでは、未来を担う子供たちに安心して食べてもらえる、安全でしかも美味しい高品質な苺・トマトの生産を目指します。
土壌消毒には太陽の熱を利用して殺菌する太陽熱消毒で化学農薬は使用しません。また、殺菌力を持つ電解水や天敵農薬を導入し、減農薬に努めています。
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