繁昌農園 | オカワカメで商売繁盛 | 稼げる野菜オカワカメ！

一見雑草にも見えますが、こちらは実は歴（れっき）とした野菜なんです。これは葉っぱを食べる野菜で、少し肉厚で触ってみるとザラザラしています。

これは「オカワカメ」という今流行りの健康野菜です。エグみがあるので生で食べるのはあまりお勧めしません。沸騰したお湯に20秒ほど湯通ししてその後に刻んでポン酢やドレッシングをかけて食べるのがオススメです。食感はまさにワカメです。正式名称は「雲南百薬」という名前で、中国でよく食べられています。「オカワカメ」は熱帯地方の野菜なので寒さに弱い野菜です。

収穫はかなり簡単で、手で取るだけです。収穫するときは下に引くとより簡単に採れます。実際は、手の甲ほどの大きさで収穫します。4月に植付けをして、6月くらいから獲れ始めます。ただ収穫時期に限らず、美味しいものが採れるため、ギリギリまでねばれる野菜です。

オカワカメは何枚でも取り放題です。つまりよく稼げる野菜ということです（笑）実際、今年6月から始めて11月までで、20株植えて38万くらい稼ぎました。ただ、まだオカワカメはあまり出回っていないため、お客さんは面白そうだなって買ってくれますが、世に出回ると価格が落ちてきて、同じ時期だと余ってしまったりすることがあり得るんではないかなと思っています。ただ健康野菜ですので、オカワカメの良さをしっかりアピールしていけば、需要も増えていくんではないかなと思います。

オカワカメは有機野菜で一番つくりやすい野菜です。病気に強く、この葉を食べる幼虫も今のところいません。そして仕立てるのにアーチと支柱が必要ですが、後はネットをしておけば放任栽培で成長してくれます。

オカワカメの茎自体は11月下旬に枯れてしまいますが、来年に引き継ぐこともできます。そのヒントは足元を見ていただくと分かります。植え付けた場所にはぼこぼことした「むかご」という養分を貯え肥大したわき芽がたくさんあります。これを取って、芽の部分をポットに入れて育苗するとまたそこから新しいオカワカメが生えてきます。これが種の代わりになります。真冬は寒さで枯れてしまうので、ある程度したら家の中など暖かい場所に保管して、来年の春に植付けをするとまた成長してくれます。まさに無限に広がっていくのがオカワカメです。

実はオカワカメの前にキュウリを植えていたのですが、病気になりやすいキュウリはアブラムシがどうしてもついてしまいがちでした。シルバーマルチは、太陽光を跳ね返りさせやすいので、光を嫌うアブラムシをなるべく抑制することが出来るので、害虫予防という点で使っていました。その時のマルチをオカワカメにもそのまま使用しています。実はネットもキュウリの時のものを使っています。ひと作物で一回と言わずに、どんどん次に活用していくことでコストを削減しています。